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投資は世のため自分のため
長期運用の先に広がるおもしろい世界
自分が応援したい会社の株を買って、その会社が成長すると、結局それは自分の住み良い社会をつくることにつながる──。独自の哲学で成長を続ける さわかみファンド代表 澤上篤人氏の著書『投資は世のため自分のため』より5編を掲載し、長期投資のポイントを探る。
1.だから、手持ちのお金にも働いてもらおうよ
どこの国も経済が成熟化してくると、一部の専門家や特殊な技能をもった人達は別として、平均的なサラリーマンの給料は低くなる。その点はイメージできたよね。
頭ではわかるが、いざ自分がそうなって、給料が下がるのは困る? たしかに。では、どうする?
よほど頑張って給料をガッポリ稼げるようになるのが理想。しかし、すべてのサラリーマンが高給取りになるのは難しい。
だったら、手持のお金にも働いてもらえばいい。自分も頑張って仕事するが、預貯金に寝かせているお金にも外へ出て、稼いてもらうのだ。
運用するってこと?
その通り。もうかつてのように、給料がどんどん増えていってくれる時代ではない。平均的には少しずつ下がっていく。そうなると、どうしても手持のお金を殖やしてやって、給料の目減り分をカバーさせるしかない。
もちろん運用となると、預貯金に預けて放ったらかしにしてきたこれまでとは違う。自分でいろいろ考え、自分の判断で行動しなければならない。
めんどう? そうでもない。お金に働いてもらうのが運用だが、意外と簡単だし、一度はじめたら楽しくてやめられないよ。
そしてその先には、ものすごくおもしろい世界がパッと広がってくるんだよ。