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投資は世のため自分のため

長期運用の先に広がるおもしろい世界

さわかみ投信代表 澤上 篤人
自分が応援したい会社の株を買って、その会社が成長すると、結局それは自分の住み良い社会をつくることにつながる──。独自の哲学で成長を続ける さわかみファンド代表 澤上篤人氏の著書『投資は世のため自分のため』より5編を掲載し、長期投資のポイントを探る。

1.だから、手持ちのお金にも働いてもらおうよ

 どこの国も経済が成熟化してくると、一部の専門家や特殊な技能をもった人達は別として、平均的なサラリーマンの給料は低くなる。その点はイメージできたよね。

 頭ではわかるが、いざ自分がそうなって、給料が下がるのは困る? たしかに。では、どうする?

 よほど頑張って給料をガッポリ稼げるようになるのが理想。しかし、すべてのサラリーマンが高給取りになるのは難しい。

 だったら、手持のお金にも働いてもらえばいい。自分も頑張って仕事するが、預貯金に寝かせているお金にも外へ出て、稼いてもらうのだ。

 運用するってこと?

イラスト その通り。もうかつてのように、給料がどんどん増えていってくれる時代ではない。平均的には少しずつ下がっていく。そうなると、どうしても手持のお金を殖やしてやって、給料の目減り分をカバーさせるしかない。

 もちろん運用となると、預貯金に預けて放ったらかしにしてきたこれまでとは違う。自分でいろいろ考え、自分の判断で行動しなければならない。

 めんどう? そうでもない。お金に働いてもらうのが運用だが、意外と簡単だし、一度はじめたら楽しくてやめられないよ。

 そしてその先には、ものすごくおもしろい世界がパッと広がってくるんだよ。

投資は世のため自分のため - 目次
プロフィール
澤上 篤人 さわかみ あつと
さわかみ投信株式会社代表取締役。
1947年、愛知県名古屋市生まれ。
70年より74年までスイス・キャピタル・インターナショナル社でアナリスト兼ファンドアドバイザー。
73年、ジュネーブ大学付属国際問題研究所 国際経済学修士課程履修。
79年より96年までスイス、ピクテ銀行の日本代表を務める。
96年、さわかみ投資顧問株式会社を設立。
99年、日本初の独立系投資信託会社、さわかみ投信株式会社を設立。
長期投資の志を共にできる顧客を対象に、長期保有型の本格派投信「さわかみファンド」を運営している。
投資は世のため自分のため     澤上篤人 著
長期運用の先に広がるおもしろい世界
独自の哲学で成長を続ける「さわかみファンド」。長期投資のカリスマが語る、安易な投資への戒めと、夢が広がる財産づくりのすべて。入門書にして決定版!
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