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2001.03.30

 今、日本に大きな危険が迫っている。戦争と大恐慌の二つである。しかし日本は無政府状態である。こうなると頼りになるのはブッシュ大統領と米軍だけである。屈辱的な話だが、日本人はアメリカに政府代行をしてもらい、その間に日本政治を破壊・再建するしか道がないであろう。

 まず戦争について。
 クリントンの8年間で、アジアは非常に不安定で物騒な地域になった。世界の保安官である彼が、流血を恐れるあまり武力による恫喝を避け、中国と北朝鮮にへつらったからである。彼はコソボで「戦争」をしたが、高空から爆弾を落とすだけだった。つまり地上戦闘で死傷者がでることが、政治屋として怖いのである。

 だから北朝鮮は核兵器とテポドンというミサイルを開発した。これはアメリカに届かないので、日本攻撃が目的である。米軍が手を出すと「日本を火の海」にするという報復の脅しだ。これで米軍は押さえこまれた。

 中国は中国で96年に台湾にミサイル攻撃をかけた。「武力解放」する決意である。
 今回、裸同然の日本は中国になびくだろうと、それを憂慮したブッシュ(ジュニア)大統領が断固として武力行使に反対した。そこで、中国の銭基シン副総理が新米の大統領を瀬踏みするために訪米し、台湾にイージス駆逐艦を売るなと要求している。この決定が4月にくる。売るとなれば米中紛争であり、第7艦隊は日本から出港して合戦準備となる。だが日本の総理は、日本人が殺されてもゴルフをやめないのだ。

 次に大恐慌の可能性について。
 先日、財務大臣の宮沢喜一が日本経済は「破局的状態」だと告白した。「破局」には二つの原因がある。

 自民党の経世会は護憲である。それは護憲の公明党と連立しないと政権がとれないからだ。つまり護憲とは政権をとる手段である。政権維持のために国防を怠っているのだ。
 国防は全部アメリカに任せて、膨大な補償金を払ってきた。これが日本破産の原因の一つである。

 もう一つは、不況から脱出するためと称して、自民党が税金を湯水のように浪費してきたことだ。大部分が土建屋のやる公共事業である。横浜・木更津間のアクアラインは通行料が4000円だから誰も使わない。儲けているのは土建屋と、そのピンはねをしている自民党だけである。
 アメリカと土建屋に金を払っているうちに借金で首が回らなくなった。

 それでは構造改革をやるかというと、これができない。自民党は如何なる首切りも拒絶するからである。だから生産性の高い仕事に人を配置転換できない。日産が破産しかかって首切りが必要となると、自民党の反対を恐れてフランス人を社長にし、彼に首切りを頼んだ。そしたら1年で日産は黒字になった。これを自民党が許さないのだ。

 だから日本は借金だけが増えるが不況は終わらない。今では日本の不況がアメリカの不況と連鎖反応を起こすようになった。世界大恐慌に発展する蓋然性が高い。

 おそらく自民党の次期総裁は野中広務だろうが、これでは何も変わらない。無政府状態継続である。では民主党はといえば、これも駄目だ。だから、ゼロから出発して政界再編成をやるしかないと私は判断する。それまでの間、ブッシュと米軍にすがりついて頼むしかないのが現実だ。
 ここまで堕ちても平和憲法がいいという日本人の極端さは、恐るべきものではないか。

(終)

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