【Part5 ページを「折る」】
読むことを中断して書いていると、集中力が途絶えてしまう。
では、どうすればいいのか。
私は、不細工かもしれませんが、メモを取ろうと思ったところ、あるいは引用しようと思ったところのページを折っていきます。
折るだけで、メモはとらない。
そして、読了すると、今度は折ったところだけを、もう一度読み直す。
そうすると、何で折ったのかわからないところも出てきますが、それは放っておけばいい。もちろん、折った時は大事だと思ったけれど、通読してみた後では、たいしたことはないところも、放っておく。
それで、もう一度読んで大事だと思ったところは、今度は下のところを折っていくのです。
そこで、数箇所折ったらば、ノート、あるいはメモ帳を出します。
そして、メモ張に、下を折ったところを書き写し、コメントをメモする。
この、書き写すというのが、とても大事なことです。
たしかに、利便性だけを考えれば、そこの情報なり、論旨なりを抽象して書けばいいのかもしれません。
けれども、実際にテキストを引用しておくというのは、とても大事なことです。
まずは、引き写しておけば、いちいち、本にあたる必要がなくなる。つまりは原稿の校正をする時までは、ノートを手元においておけば足りる。
そして、もう一つ大事なのは、写すことによる、発見や理解が必ずあるのです。
私は、原稿はかなり前からずっとワープロを使っていますが、抜き書きは、一時期から手書きに戻しました。というのも、手で書き写していると、いろいろなことに気がつくのですね。脳が違った動き方をするのでしょうか。